その他改修工事について


               

  大規模修繕工事は、建物の劣化防止を目的として行われまが、住民の
 
より良い住環境の整備も重要な工事項目と考えられます。
 最近のマンション住まいは、一生の生活の場として考える住民が多く
 快適な生活環境を求める傾向があります。デザイン、機能や高齢化
 対策等が重要な選択要素となり、直接個人資産の評価につながります。
 資産価値を高め、住み良い環境作りをプランニングして下さい。





  

  資産価値を高める工事

   玄関ホールの整備や模様替え
    玄関ホールはマンションのイメージ作りに重要な場所です。機能重視のホールを
    デザイン面からも検討する。集合郵便受けを斬新なデザインの物に取替えるだけ
    でイメージは変わります。

   外装色を変える
    既設外装色を変えると、建物全体のイメージが変わります。単色を2色に塗り分ける
    のもイメージ作りには良い方法です。


   共用廊下床をシート防水にする
    共用廊下がモルタルや塗膜防水の場合には、シート防水に変更すると靴音防止や
    見た目にも高級感が出ます。


   バルコニーや共用廊下手摺の取替え
  
  腐食の進行した手摺をアルミ手摺に取替え、デザインや室内の明るさ等も検討した
    手摺にすると、建物全体のイメージが大きく変わります。


   高齢化対策を検討する
    古いマンションでは、高齢化対策は皆無な状態です。高齢化社会では検討の有無が
    資産価値を左右すると思われます。


  高齢化対策の工事

    階段手摺の設置
     古い低層住宅では階段手摺の無い場合が多く、3階〜5階の高齢者には日々の
     生活にも支障が出て来ます。同様の公共賃貸住宅では取付けが完了しています。

    団地内歩道の見直し
     団地内の歩道が車椅子の通行に十分な幅があるか、歩道切りが斜めスロープで
     通行に支障が出ていないか等の検討をします。

    玄関前にスロープ設置
     玄関アプローチに車椅子用のスロープを設置し、車椅子使用者の利便性を検討
     します。

    コミュニケーションの場を検討

     集会室等を高齢者が使用しやすく改造して開放し、団地内でのコミュニケーション
     の場を設けるように検討します。

    集会場の増築工事 (ここをクリック)
     団地形式の集合住宅では、集会室が狭く使用勝手の大変悪い場合には集会室
     を増築して、お葬式も団地内で行える様に計画する。